アロベリー ミディアムロースト
アロベリー ミディアムロースト
生産地 Sidama Bensa Bona Alo village
生産者 ALO COFFEE
標高 2380-2480m
品種 74165
精製方法 Natural
規格 G1
スクリーン 12
収穫年 / 入港日 2023-2024 / 2024年10月
農園オーナーのTamiru Tadesse(タミル タデッセ)氏は2021年に行われたコーヒーの国際品評会であるカップオブエクセレンスで、優勝と5位入賞を同時に果たしたエチオピアトップクラスのコーヒー生産者です。 一言で説明するとALO BERRYの特徴は小粒であることと、それに象徴されるかのような風味の凝縮感です。一般的なエチオピア産コーヒー豆のスクリーンサイズ14(5.5mm)を下回っているスクリーンサイズ12(4.5mm)であるにも関わらずエチオピアらしいベリー感を濃縮したようなフレーバーと非常に長い余韻を感じられます。 もちろん小さい生豆ならなんでもいいのかというとそうではないですし、むしろ一般的にスクリーンサイズによるコーヒー豆の等級は、大きいほど高くなります。 ※小さい=未成熟の可能性もありますし 小粒の豆”Underscreen”はこのロットに限らずグジあたりにも存在し、スクリーンサイズが小さいながらもインパクトの強いフレーバーなどから世界中で人気を集めています。その中でも特徴をもち、ベンサのアロ村という特殊な環境で育った豆にオーナーのTamiru氏は「ALO Berry」という名前を付けました。 Tamiru氏が運営するMurago villageにある農園と比較してみました。 ALOとMuragoで育てられている品種はどちらも74165であるにも関わらず、なぜかALOで育ったコーヒー豆はUnderscreenになり、Muragoで育ったものはスクリーンサイズが14以上だったのです。※これは74165が特別小さい品種でないことを意味しています。 つまり、この凝縮感のある風味特性と特徴的な外見にこそ、Aloのテロワールが表出されるということなんですよね。